早乙女カナコの場合は

©︎2015 柚木麻子/祥伝社 ©︎2025「早乙女カナコの場合は」製作委員会

公開日: 2025年03月13日

早乙女カナコの場合は

男勝りで自意識過剰ゆえに素直に甘えることができず、本当は誰よりも純粋で不器用な早乙女カナコの演劇サークルの先輩の長津田との10年に渡る恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく姿を描いた恋愛奮闘記。柚木麻子による小説「早稲女、女、男」(祥伝社文庫刊)を原作に、「ストロベリーショートケイクス」(2006年)や「スイートリトルライズ」(10年)、「さくら」(20年)などを手がけた矢崎仁司が監督を務める。

主演を務めるのは、数々の映画やドラマへの出演のみならず、歌手としての活動や、様々なジャンルで活躍している橋本愛。カナコと付かず離れずの関係を続けているうだつが上がらない脚本家志望の学生・長津田役を若手実力派の中川大志が演じる。また、柚木麻子原作の「私にふさわしいホテル」(24年)から、のん演じる主人公・加代子が小説を執筆するための別名義・有森樹李として、本作にも出演する。

大学の入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で出会い、そのまま付き合うことになった長津田との関係も4年になる早乙女カナコ。念願の大手出版社に就職が決まるも、彼とはこのところ口げんかが絶えない。脚本家を目指す⻑津田は、口ばかりで脚本を最後まで書かず、卒業もする気はなさそう。サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなとき、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。それぞれが抱える葛藤、迷い、そして2人の恋の行方は…。

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公式サイト: https://www.saotomekanako-movie.com/

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