「パレード」「悪人」「横道世之介」「怒り」など数多くの小説が映画化されてきた作家、吉田修一と、「MOTHER マザー」(2020年)、「星の子」(20年)の大森立嗣監督が、「さよなら渓谷」(13年)以来10年ぶりにタッグを組む本作。介護施設での不審死をきっかけに、人間が背負う原罪と本質をあぶり出すヒューマンミステリー。
琵琶湖近くの介護療養施設、もみじ園で100歳の老人が不審死する。殺人事件とにらんだ西湖署の若手刑事、濱中圭介(福士蒼汰)とベテランの伊佐美佑(浅野忠信)は、容疑者と見なした当直の職員・松本郁子(財前直見)への強引な追及を繰り返す。さらに、圭介は妊娠中の妻がいながら、取り調べ室で出会った介護士、豊田佳代(松本まりか)への歪んだ支配欲を抱き、佳代も恐怖のなかで倒錯的な欲望に目覚めていく。一方、東京からやってきた週刊誌記者、池田由季(福地桃子)は、17年前にこの地域で発生した薬害事件を取材するうちに、もみじ園で死亡した老人と旧満州との関連性を突き止める。
©️2024 映画「湖の女たち」製作委員会
公開日: 2024年05月16日
湖の女たち
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
原作 :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
照明 :
美術 :
装飾 :
録音 :
編集 :
衣装 :
ヘアメーク :
2024年 /日本 /141分 /G
配給 :
公式サイト: https://thewomeninthelakes.jp/
新着記事
フェイクニュースと陰謀論を疑似体験「エンタメ通してワクチンに」「フィクショナル」
黒澤明の大傑作「七人の侍」は、海外で今、どう見られているのか。メルボルン鑑賞リポート
自分の過去が暴かれるかもしれない恐怖を描くスリラー「ディスクレーマー 夏の沈黙」
高倉健没後10年「緋牡丹博徒 二代目襲名」をZ世代ライターが見た「強烈なインパクトを残す主役級の『瞳』」