きみづか りょういち
1958年4月20日 生まれ
脚本家、映画監督、放送作家「踊る大捜査線 THE MOVIE」(1998年)脚本「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003年)脚本「交渉人 真下正義」(2005年)原案「容疑者 室井慎次」(2005年)監督・脚本「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」(2010年)脚本「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(2012年)脚本
「踊るプロジェクト」再始動! そんな文字がチラシに躍る。それを目にするだけで、あの軽快なオープニングテーマ「Rhythm And Police」が頭に響き出す人が多いのではないだろうか。ドラマ「踊る大捜査線」の放送から、すでに27年。最新映画「室井慎次 敗れざる者」がいよいよ10月11日に公開される。 それに合わせ、これまでのドラマや映画が再放送され、再び盛り上がりを見せている。今も多くの人をワクワクさせる「踊る」シリーズとは何なのか? 過去を否定し、新しいものに挑む。それが「踊る」のポリシーであり、その結果、しっかりと〝奇跡〟を生んできた。最新作を試写で見たが、そんな作り手の熱が今なお変わ...
佐々本浩材
2024.10.11
国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、被害者は射殺体で発見された。使われたのは警察が押収した拳銃で、捜査一課の刑事による犯行だと分かる。極秘の捜査態勢が敷かれる中、第2、第3の事件が起きる。第3の事件で誘拐されたのは、湾岸署長となっていた真下の息子だった。
青島は警部補となり、刑事課強行犯係長に昇進、新湾岸署への引っ越しの指揮を執っていた。その最中に続発した事件のどさくさの中で署内の拳銃が盗まれた。その拳銃を使った殺人事件が起きた。犯人は青島が逮捕した犯罪者の解放を要求する。事件の背後には、映画第1作の犯人、日向真奈美がいた。
湾岸署管内で、遺体のそばに洋梨が置かれる猟奇的殺人事件が発生する。本庁初の女性管理官、沖田を本部長に据え、特別捜査本部が設置され、警視庁が湾岸署管内に導入した監視カメラシステムを駆使したにもかかわらず、第2の殺人が起きる。犯人グループを追う警察は、レインボーブリッジを封鎖する作戦を立てるのだが……。興行収入173億5000万円の大ヒットとなった。
湾岸署管内で胃袋にテディ・ベアが縫い込まれた遺体が発見された。一方、湾岸署刑事課内で続発した窃盗を事件として捜査しはじめたために、署内は騒然となる。そんな中、警視庁副総監が拉致され、湾岸署に捜査本部が置かれた。所轄の刑事に捜査はさせないという方針に青島は激怒、独自で捜査を始めたが……。
「踊る大捜査線」シリーズから、理想を追い続け、警察組織の改革を青島刑事と〝約束〟した警察キャリア・室井慎次を主人公に、「室井慎次 敗れざる者」(2024年10月11日公開)と「室井慎次 生き続ける者」の2部作で描かれる。
1997年の連続ドラマ開始以来、高視聴率を連発し、熱狂的なファンを生み出した「踊る大捜査線」シリーズ。劇場版では、「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」が観客動員1260万人、興行収入173.5億円という今なお破られていない邦画実写映画の記録を打ち立てた。本作は、「踊る大捜査線」シリーズから、理想を追い続け、警察組織の改革を青島刑事と〝約束〟した警察キャリア・室井慎次を主人公に、「室井慎次 敗れざる者」と「室井慎次 生き続ける者」(2024年11月15日公開)の2部作で描かれる。いずれも全国東宝系公開。 波乱に満ちた警察人生を歩んできた室井慎次は、27年前の〝...