2023年も、たくさんの映画や配信作品が公開されました。とても見切れなかった!とうれしい悲鳴も聞こえてきそうです。「ひとシネマ」執筆陣が今年の10本と、来る24年の期待作3本を選びました。年末年始の鑑賞ガイドとしてもご利用ください。
2023.12.27
アニメ映画に泣いて笑って きどみ
ゆく年編
「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」
「エンドロールのつづき」
「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
「TAR/ター」
「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」
「バービー」
「アリスとテレスのまぼろし工場」
「駒田蒸留所へようこそ」
「窓ぎわのトットちゃん」
※鑑賞順
思い出ゲームのワクワク感
2023年はアニメ映画を見て笑ったり泣いたり。国内外ともに大ヒットを記録した「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は、幼い頃大好きだったマリオの世界をそのまま再現しており、当時のワクワクした気持ちを思い出せたのでお気に入りの作品。
緻密な作画や声優たちの気迫、岡田麿里が紡いだストーリーに衝撃を受けた「アリスとテレスのまぼろし工場」、ジャパニーズウイスキーの魅力やキャラクターたちの繊細な心情が丁寧に描かれていた「駒田蒸留所へようこそ」といった、原作のないオリジナル作品も大健闘していた。「窓ぎわのトットちゃん」は今この時代だからこそ子どもから大人まで見てほしい傑作。
くる年編
「ロボット・ドリームズ」 秋公開
「きみの色」 夏公開
「ふれる。」 秋公開
やっぱりアニメ!
東京国際映画祭で見て号泣した「ロボット・ドリームズ」、「聲の形」などを手がけた山田尚子監督の新作「きみの色」、超平和バスターズによる新作「ふれる。」。2024年もアニメ映画が盛り上がりそうである。
【ひとシネマ的 ゆく年くる年 総まくり2023年】
人生の苦難、心の闇……〝痛み〟引きずった作品たち SYO
面白い作品を満喫 悔いなき1年 高橋佑弥
日本映画に感じた「物作り」の力 洪相鉉
やっと戻った日常 心の琴線に触れた10本 後藤恵子
印象残った 今日的なテーマの良作 井上知大
良作ぞろいの欧州アートハウス系 高橋諭治
「対話」がもたらすつながりと気づき 山田あゆみ