BAUS 映画から船出した映画館

©本田プロモーションBAUS/boid

公開日: 2025年03月20日

BAUS 映画から船出した映画館

2014年に惜しまれつつ閉館した「吉祥寺バウスシアター」。本作は、その閉館から遡ること90年前に誕生した吉祥寺初の映画館「井の頭会館」から始まる〝おもしろいこと〟をなんでも手がけ、多くの観客と作り手に愛された映画館と、時流に翻弄されながらも劇場を守り続け、娯楽を届けた人々の長い道のりを描く。

監督を務めるのは、バンド「Bialystocks」のボーカルとしても活動し、自身が監督・脚本した映画「はだかのゆめ」(2022年)では小説も出版するなど、各界で活躍する甫木元空。本田拓夫の「吉祥寺に育てられた映画館 イノカン・MEG・バウス 吉祥寺っ子映画館三代記」(文藝春秋企画出版部発行・文藝春秋発売)を原作に、2022年3月に他界した青山真治が温めていた脚本を甫木が引き継いだ。劇中の音楽は、吉祥寺バウスシアターや青山真治とも縁深い大友良英が担当している。出演は、兄・ハジメと思いつきで青森県から上京し、成り行きで吉祥寺にできた初の映画館「井の頭会館」に勤めることになるサネオ役を染谷将太。兄・ハジメ役には、ロックバンド銀杏BOYZの峯田和伸。さらに、井の頭会館で手伝いとして働くうちにサネオと出会い、のちに妻となるハマ役を夏帆が演じる。

活弁士として奮闘しながら、突拍子もないアイデアを持ち込むハジメ。そんな兄をサポートしながら、ある日突然「井の頭会館」の社長に任命され、さらなる発展を目指し始めるサネオ。そしてそんな2人をそっと見守りながら、家族を支えるハマ。

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2024年 /日本 /116分

公式サイト: https://bausmovie.com/

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