2012年から10シーズン12年にわたって放送されてきた「孤独のグルメ」がテレビ東京開局60周年記念特別企画で劇映画化された。監督・脚本・主演は12年間井之頭五郎を演じてきた松重豊。第37回東京国際映画祭「ガラ・セレクション」部門出品作品。

かつての恋人・小雪の娘、千秋からとある依頼を受けてフランス・パリへ向かった井之頭五郎。到着後いつものように空腹を満たし、千秋と共に依頼者の祖父の元へ向かう。そこで、千秋の祖父である一郎から、「子供の頃に飲んだスープがもう一度飲みたい。食材を探して集めて欲しい。」とお願いされる。五郎はわずかな地名をヒントに食材を探してフランス、韓国、長崎、東京へ。究極のスープ探しのはずが、五郎は行く先々で様々な人や事件に遭遇。次第に大きな何かに巻き込まれていく...。