ゆきてかへらぬ

©︎2025「ゆきてかへらぬ」製作委員会

公開日: 2025年02月20日

ゆきてかへらぬ

本作は、「ツィゴイネルワイゼン」(1980年)や「セーラー服と機関銃」(81年)を手がけた脚本家、田中陽造が40年以上前に書き上げた脚本を、「探偵物語」(1983年)や「ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ~」(09年)の根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンをとり映画化した。実在した女優の長谷川泰子、詩人の中原中也、評論家の小林秀雄という、男女3人の出口のない三角関係と青春を描く本作の主演を務めるのは広瀬すず。中原中也と小林秀雄という生粋のアーティスト2人の愛に狂わされながらも、自身の夢と格闘しつづけた、真っさらで潔い女性の姿を演じた。中原中也を演じるのは、Netflix「First Love 初恋」で佐藤健の若き日の姿を演じ、劇場アニメ「きみの色」(2024年8月30日公開)でトリプル主演を務める木戸大聖。そして、キーパーソン小林秀雄を「ラストマイル」(2024年8月23日公開)や、NHK連続テレビ小説「虎に翼」に出演している岡田将生が演じる。

駆け出しの女優、長谷川泰子(広瀬すず)は、まだ学生だった中原中也(木戸大聖)と出会う。20歳の泰子と17歳の中也、2人は互いにひかれ、一緒に暮らしはじめた。ある日、泰子と中也が引っ越した家を、中也の詩人としての才能を誰よりも知る小林秀雄(岡田将生)が訪れる。男たちの仲睦まじい様子を目の当たりにして、泰子は置いてけぼりにされたような複雑な気持ちになる。しかし、泰子と出会ってしまった小林もまた彼女の魅力に気づく。本物を求める批評家は新進女優にも本物を見出していた。そうして、複雑でシンプルな関係がはじまる。ひとりの女が、2人の男に愛される。それはアーティストたちの青春でもあった。

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公式サイト: https://www.yukitekaheranu.jp/

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