たなか しゅんすけ
1990年1月27日 生まれ
日本近代史上最大の内乱である戊辰戦争の激戦地となった北陸では、長岡城奪還や新潟湊での地上戦など、旧幕府軍が巻き返しつつあった。だがその戦況を一変させ、新政府軍に勝利をもたらしたのは新発田藩による歴史的な寝返りだった。彼らはなぜ背信の道を選んだのか。どのようにして、激戦を生き延びたのか。「日本侠客伝」(1964年)や「仁義なき戦い」(73年)を手掛けた名脚本家・笠原和夫が、史実に着想を得て書き遺した幻の物語が60年以上の時を経て遂に映画化された。 監督は、「凶悪」(13年)や「孤狼の血」シリーズ、「碁盤斬り」(24年)などを手掛けた白石和彌。「孤狼の血」シリーズのスタッフが集結し、笠原和夫が遺...
特別な手触りと美しさから高く評価され、国内外のハイブランドにも採用されている愛知県一宮市尾州地域で生産されるウール。一方で、世界三大毛織物(ウール)の産地として数えられる尾州にあっても、様々な問題や課題に悩む工場や企業が少なくない。本作は、そんな尾州を舞台に、発達障害を持ち壁にぶつかりながらも夢に挑戦する高校生と、家族や親友との希望を描く。 ロケ地やキャスティングなど、「東海エリアをシネマの聖地に!」をスローガンに掲げる「シントウカイシネマ聖地化計画」の第1弾作品となる本作の監督を務めるのは、東京藝術大学大学院の修了制作品「向こうの家」が、「ええじゃないかとよはし映画祭」初代グランプリほか、...
1969年の若松プロダクションを舞台に、映画を夢見て駆け抜けた若者たちを描いた前作「⽌められるか、俺たちを」(2018年)から10年後となる1980年代を描く。ビデオが普及し始め、映画館から人々の足が遠のき始めた時代。それと逆行するように、若松孝⼆は名古屋にミニシアター「シネマスコーレ」を作る。シネマスコーレとは、ラテン語で「映画の学校」。支配人に抜擢されたのは、名古屋でビデオカメラのセールスマンをしていた木全純治だった。木全は若松に振り回されながらも持ち前の明るさで危機を乗り越えていく。そして、そこに吸い寄せられる映画を諦めきれない面々。彼らは木全が度々口にする言葉に救われる。今がダメでも次...
「サラバ静寂」(2018年)や、「転がるビー玉」(2020年)、「異物 -完全版-」(2021年)などを手がけてきた宇賀那健一監督の最新作。主人公に関わる人たちが次々に殺されていく、サスペンスホラーなラブストーリー。主人公の真下わかばを演じるのは、「サヨナラまでの30分」(2020年)のヒロイン役や、「藍に響け」(2021年)に主演した久保田紗友。青木柚、莉子、吹越満、麿赤兒、前田敦子、高橋ひとみ、ゆうたろう、田中俊介ら実力派キャストが共演する。 公開:2023年 Ⓒ『Love Will Tear Us Apart』製作委員会
骨董屋を目指し、四畳半のアパートに住みながら路上で古物を売って暮らす大貫大。ある日、看護師をしながら夜学に通っている佳奈と古書店ですれ違い一目で恋に落ちる。佳奈との逢瀬がはじまり、人生に新たな意味を見出したかと思った矢先、広場で警察の取り締まりに遭い、警棒でひどく頭を殴られ血だらけになる。その後、大の人生の“何か”が狂っていく。先輩商人の国男に誘われ山奥で開催されている骨董の競り市場に参加した帰り道、いつしかこの世の境目を抜け、黄泉の国に迷い込んでしまう。三途の河原で希少な石を必死に探す亡き父親、人の膵臓を笑いながら喰らう異形の餓鬼、絶世の美貌で黄泉と常世の関所を司る如意輪(にょいりん)の女、...
美しい村には、ある噂がある――この村では人が喰われるらしい。警察官・阿川大悟が暴く、穏やかな日常に潜む“おそろしい”真実とは。全世界震撼のヴィレッジ・サイコスリラー。 R18+ 配信開始:2022年12月28日 配信:ディズニープラス (C)2022 Disney