「SRサイタマノラッパー」(2009年)、「AI崩壊」(20年)の入江悠監督最新作。2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生を綴った記事」に着想を得てつくられた、実話を基に描く人間ドラマ。主人公の杏は、第14回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞、第44回ヨコハマ映画祭 助演女優賞、第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 新人賞を受賞した若手実力派俳優・河合優実が演じる。また、製作陣は第75回カンヌ国際映画祭 カメラドールスペシャルメンション賞を受賞した「PLAN 75」のスタッフが集まった。
幼い頃から母親に暴力を振るわれ、10代半ばから売春を強いられてきた21歳の杏(河合優実)。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅(佐藤二朗)という変わった刑事と出会う。大人を信用したことのない杏だったが、ありのままの杏を受け入れてくれる多々羅に次第に心を開き、生きる希望を見いだしていく。その頃、週刊誌記者の桐野(稲垣吾郎)は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て取材を進めていた。新型コロナウイルスの流行によって、やっと手にした居場所や人とのつながりを失い苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる。
© 2023『あんのこと』製作委員会
公開日: 2024年06月06日
あんのこと
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2024年 /日本 /114分 /PG12
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公式サイト: https://annokoto.jp/
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