「パラサイト半地下の家族」(2019年)のイ・ソンギュンが主演し、韓国で5週連続No.1となる観客動員345万人の大ヒットを記録した韓国映画「最後まで行く」(2014年)。ひとつの事故を発端に、極限まで追い詰められていく刑事の姿を描いたクライムサスペンスは、第67回カンヌ国際映画祭の監督週間招待作品に選出された。さらに、中国、フランス、フィリピンでもリメークされ、フランス版リメークの「レストレス」は2023年2月のNetflixグローバル映画ランキング1位に。そして、日本版リメークとなる本作。監督は、日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した「新聞記者」(2019年)や、興行収入30億を記録した「余命10年」(2022年)の藤井道人。主演の刑事・工藤役は、現代劇・時代劇問わず多くのヒット作を持つ岡田准一。工藤と対決するエリート監察官・矢崎役を藤井道人作品「ヤクザと家族The Family」(2021年)やドラマ「アバランチ」でも主演を務めた綾野剛が演じる。
年の瀬の夜。危篤の母のもとに向かうため、雨の中で車を飛ばしていた刑事・工藤(岡田准一)は、裏金作りへの関与を疑われた焦りから、一人の男を車で撥ねてしまう。死亡した男の遺体を車のトランクに入れ、母の葬儀場に着いた工藤は、遺体を母の棺桶に入れ、母とともに斎場で焼こうと試みるが、その時、工藤のスマホに一通のメッセージが入る。「お前は人を殺した。知っているぞ」。そのメッセージの送り主は、県警本部の監察官・矢崎(綾野剛)だった。工藤が撥ねた男は、矢崎が決して周囲に知られてはいけない秘密を握っていた。追われる工藤と、追う矢崎。前代未聞の96時間の逃走劇が始まる。
©️2023映画「最後まで行く」製作委員会
公開日: 2023年05月18日
最後まで行く
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2023年 /日本 /118分 /G
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公式サイト: https://saigomadeiku-movie.jp/
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