「逃走」 問い続けた重要指名手配犯・桐島聡の内面
連続企業爆破事件を起こした東アジア反日武装戦線「さそり」の元メンバー桐島聡(古舘寛治、杉田雷麟)は、重要指名手配され逃亡生活に入る。日雇いの仕事を転々とした後、〝内田洋〟という偽名を使い、工務店に住み込みで働き始めた。 実際の事件から約49年後、2024年1月に末期がんで死亡する間際に本名を明かした、桐島をモデルにした。桐島の存在が発覚した2日後から脚本を執筆し、監督したのは元日本赤軍メンバーで「REVOLUTION+1 」の足立正生。桐島と接点のあった人物、銭湯やスナックなど身辺をリサーチし、友人や知人、家族らと一切連絡を取らずに逃げ続けた桐島の内面に分け入り、その苦悩と決意に迫ろうと試み...