やました りお
1992年10月09日 生まれ
岩森(若葉竜也)は、恋人の唯(山下リオ)を素性不明の溝口(伊勢谷友介)に殺される。復讐(ふくしゅう)を決意した岩森は綿密な計画を立てて溝口を殺害するが、翌朝目覚めると周囲は昨日のままで、殺したはずの溝口は生きている。岩森は戸惑いながら復讐を繰り返すものの、何度殺しても同じ日に戻ってしまう。 意図せずにループに巻き込まれていく従来のタイムループものとは一線を画し、主人公が自ら復讐のループを選択したという設定が次第に分かってくる。岩森と溝口が次第に意気投合したり殺害方法や駆け引きに変化もあったりと、ブラックユーモアも交え、笑いさえ誘う。 ループものでは物語が進むほど時間軸や空間軸の矛盾が露呈し...
2024.3.22
ロケットリーグ。それは、ジャンプやロケット飛行ができる特殊な車が、3対3でサッカーを行うコンピューターゲーム。プレーヤーは、それぞれ仮想空間でカスタマイズした自分の車を操作し、シュートを決めた数を競う。ロケットと名付けられた通り、ハイスピードかつ、激しいアクションゲームだ。 ロケットリーグに参加するには、まず自分でお気に入りの車を選ぶのだが、カスタマイズが奥深い! ゲームを始める前から、自分の車づくりが楽しくて仕方がない人が多いのではないだろうか。ガレージ、ボディー、デカール(車に貼るシール)、塗装、ホィールの他、なんと、ロケットトレイルという車から出るブーストは色や音もカスタマイ...
座間耀永
2024.2.24
女優はもちろんのこと、歌手、ラジオパーソナリティーや芸術家、まさにマルチタスクの才能を開花させているのん。 本作では企画・脚本・監督・主演までやってのけた。 自らの衝動と才能を信じて、それを全面に出し切り、いまいまを描いた愛らしい映画になっている。 未知のコロナウイルスがまん延し始めた2020年春。 美大の卒業制作展が中止となり、自分をかけた作品が自らの手で次々とゴミに変えられていく。 あふれるゴミ収集場。 浅川いつか(のん)が何とか持ち帰った作品も掃除に来た母にゴミと間違えられて捨てられる。 そして、公園で出会う男(渡辺大知)になんだかもやっとした感情を抱く。 さらには、持ち帰れな...
宮脇祐介
2022.2.21
「スーパーミキンコリニスタ」でPFFアワード2019日活賞とホリプロ賞の2冠に輝いた、草場尚也監督の劇場映画初監督作品。30歳を目前に人生に迷う小学校教師の主人公がラップを通じて自分と向き合っていく姿を描く。また、実際に教職に就く人たちの声を集めて書かれた脚本によって、教師という仕事についても、その明暗を浮かび上がらせる。主演は映画や舞台で活躍する山下リオ。同僚教師に樋口日奈や占部房子、恋人や友人に渡辺大知、剛力彩芽、そして、雪子の父を石橋凌が演じている。 〝29歳問題〟の渦中にある小学校教師の雪子。不登校児とのコミュニケーションも、彼氏からのプロポーズにもちゃんと答えが出せずにいる。ラップ...
日本初となる「eスポーツ」が題材の劇映画。葛藤を抱える少年たちがモニターを越え、勝ち負けをも超えて、自分たちなりの出口を見出す姿を、時にコミカルに描く。メガホンをとったは、ロボットコンテストを題材にとった「ロボコン」(2003年)や、ボルダリングに打ち込む女子高校生を描いた「のぼる小寺さん」(20年)を手がけた古厩智之監督。「MOTHERマザー」(20年)で映画デビューした奥平大兼と、「蜜蜂と遠雷」(19年)の鈴鹿央士がダブル主演を務める。 学年も性格もバラバラの高等専門学校生がにわかチームを結成し、東京での決勝大会を目指して、全国高校eスポーツ大会の地方予選に出場する。当初息のまったく息が...
フリーターの太田茂樹(勇翔)は、人生の再出発を賭けて東京郊外のこの街に引っ越してきた。新生活も束の間、古い木造アパートの敷金・礼金を用意できず、アパートを追いだれそうになる。そこに、この部屋の前の住人、小菅陽二(柳川るい)が現れるが、彼は地縛霊だった! 幽霊が出ることを証明し、敷金・礼金を減額してもらいたい 茂樹は、 全く霊感のない不動産屋に「存在をアピールして欲しい」と 小菅に 懇願するが、小菅からは「元カノの艶子(山下リオ)への復讐を手伝うこと」と交換条件を示される。
〝ネタがスベると災いが起こる〟島に突如転生させられた芸人たちが、台本やセリフなしでドラマと極限のムチャぶりにアドリブで挑む。進行役はお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良と、元乃木坂46メンバーの高山一実。さらに、各話のストーリーの原案をリリー・フランキー、東村アキコ、石田衣良、今村翔吾、樹林伸の豪華作家陣が担当する。 ある古書店に持ち込まれた一冊の本。店長とアルバイト店員の琴音がその本を開くと、登場人物やセリフ部分が不自然に空白になっている。しかしその本は書き込まれた人物がストーリーに転生され、読み進めるとセリフの文字が浮かび上がり物語が進行する不思議な本だった。 ©2023 A...
「人数の町」(2020年)で長編映画デビューした荒木伸二監督の長編第2作。オリジナル脚本で描くタイムループサスペンス。主演は、「ぜんぶ、ボクのせい」(2022年)や「窓辺にて」(2022)、「ちひろさん」(2023年)など、話題作への出演が続く実力派、若葉竜也。 岩森淳(若葉竜也)は、最愛の恋人の唯を素性不明の男、溝口に殺された。岩森は自らの手で復讐することを決意し、綿密な計画を立て、完璧に実行したが、翌朝目を覚ますと、周囲は昨日のままで、殺したはずの溝口も生きていた。時間が昨日に戻っているのだ。困惑しながらも復讐を繰り返す岩森だが、何度殺しても昨日のまま。その度に恋人の敵を討ち続けることに...
原作は、2017年に浅野いにおが小学館「ビッグコミックスペリオール」に連載した同名漫画。等身大の若者の葛藤を描いてきた作者が、ミドルエイジ男性の孤独な空虚感と、漫画を描きつづけることは誰かを傷つける所業なのかという漫画家の〝業〟に挑んだ作品。原作に竹中直人がほれ込み映画化を熱望、14年ぶりの単独監督作として実現させた。 元人気漫画家・深澤薫(斎藤工)は、8年間の連載が終了し、自堕落で空虚な日々を送っていた。読者からの酷評や売れ線を狙う担当編集者との食い違いで、予定していた新連載は延期になってしまう。単発仕事にもやる気が出ず、アシスタントからはパワハラを指摘され、多忙を極める敏腕漫画編集者の妻...
美しい村には、ある噂がある――この村では人が喰われるらしい。警察官・阿川大悟が暴く、穏やかな日常に潜む“おそろしい”真実とは。全世界震撼のヴィレッジ・サイコスリラー。 R18+ 配信開始:2022年12月28日 配信:ディズニープラス (C)2022 Disney
女子高生が遺体で発見された。その真相は不明。事件はなぜ起きたのか? 普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。愛せない母と、愛されたい娘。 同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく‥‥‥。
出演:のん 山下リオ 渡辺大知 小野花梨 春木みさよ 菅原大吉 脚本・監督:のん 製作統括:福田淳 エグゼクティブ・プロデューサー:宮川朋之 クリエイティブ スーパーバイザー:神崎将臣 滝沢充子 プロデューサー:中林千賀子 特撮:樋口真嗣 特撮プロデューサー:尾上克郎 音楽:ひぐちけい 主題歌:サンボマスター「ボクだけのもの」(Getting Better / Victor Entertainment) 配給:イオンエンターテイメント 制作プロダクション:ブースタープロジェクト 製作:日本映画専門チャンネル non スピーディ コミディア インクアンク ...