緋牡丹博徒 二代目襲名
時は明治中ごろ。渡世修行の旅を続けたお竜(藤純子)が7年ぶりに故郷の熊本に帰った直後、矢野一家を率いるお竜の叔父・川辺が志半ばで、この世を去ってしまう。川辺から仕事の続行を託されたお竜は一家を束ね鉄道敷設工事を進めようと努めるが、職を失うことを恐れた川船業者や宝満一家の手荒い妨害に邪魔をされる。のちに筑豊鉄道が完成し、お竜の二代目襲名披露が行われると、宝満一家の乱暴で卑劣な襲撃は激化していく。黙過できない状況の中、ついに矢代幸次(高倉健)とともに敵地へ乗り込んでいくお竜だったが……。北九州市若松区出身の火野葦平作「女侠一代」を原作として1969年に公開された、緋牡丹博徒シリーズの第4弾である。...
製作年 1968年 監督:小沢茂弘