おざわ しげひろ
1922年8月28日 生まれ
「山口組三代目」の続編。田岡(高倉健)が服役していた昭和15年7月、山口組二代目・山口登は荒政組に斬られ、入院。山口は「田岡を三代目に」と言い残して息を引き取る。18年、田岡は恩赦で釈放される。終戦。荒くれ者が無法ぶりを発揮すると、警察も山口組自警団に警護を依頼する。田岡は荒くれ者たちと凄惨な戦いを演じ、山口組の名は広く知れ渡る。なお、当初第3部「山口組三代目・激突編」が予定されていたが製作中止となった。(追悼特別展「高倉健」図録より)
シリーズ11作で最終話。明治20年、金沢に流れてきた松吉(高倉健)は空腹で動けなくなったところを芸者の小芳(十朱幸代)に救われた。松吉は黒兵衛(辰巳柳太郎)が経営する北陸逓送で働く。一方で博徒上がりの本堂(渡辺文雄)が仕切る政治団体・救国社が代議士・青山(大木実)の命を狙っていた。 松吉が金沢を去って5年。選挙で苦戦する青山に、松吉が加勢。やがて本堂が青山を傷つけ、ついに松吉の怒りが爆発する。(追悼特別展「高倉健」図録より)
昭和の初期、大木戸一家の若松((鶴田浩二)は服役するために二代目を弟の川田(木下実)に譲った。悪辣な監獄一家の金光はいやがらせを重ね、大木戸の縄張りである芝浦の工事現場を奪う。さらに三次(若山富三郎)や芸者勝弥(藤純子)の隠れた協力で、敵対する富士上(高倉健)と和解した若松に闇討ちを仕掛ける。そしてとうとう川田を殺された若松は、富士上の助勢を得て金光に殴り込みをかける。(追悼特別展「高倉健」図録より)
鶴田浩二主演「博徒シリーズ」の4作目。京浜工業地帯の企業誘致にからむ組織暴力団と博徒の対立を描く。機関銃やダイナマイトが飛び交うアクション映画。