「ラーゲリより愛を込めて」 ©2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 ©1989清水香子

「ラーゲリより愛を込めて」 ©2022 映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 ©1989清水香子

2022.12.31

2022年ひとシネマ署名記事アクセス・ランキング・ベスト10

公開映画情報を中心に、映画評、トピックスやキャンペーン、試写会情報などを紹介します。

ひとしねま

ひとシネマ編集部

明けましておめでとうございます。
今年もひとシネマをご愛顧よろしくお願いいたします。
昨年2月14日に創刊したひとシネマですが2020年署名記事のアクセス・ランキング・ベスト10を発表します。
昨年の振り返りとともに、改めてお読みください。



シベリア抑留でなくなった山本幡男さん=長男顕一さん提供
二宮和也が演じた悲劇の人 山本幡男の遺書とシベリア抑留 「ラーゲリより愛を込めて」解題



© 2021 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
映画への愛と、映画業界への貢献には、称賛を惜しまない「トップガン マーヴェリック」



 ©1992 BY ALLIED FILMMAKERS, N.V. All Rights Reserved.
俳優生活35年 ブラッド・ピットの衰えぬ魅力を解析:さまざまな角度からの美しさを楽しめる作品たち



インタビュー:深い絶望の中で希望を捨てない生き様  瀬々敬久監督「ラーゲリより愛を込めて



インタビュー:阿部サダヲ「死刑にいたる病」 言葉で人を操るサイコキラー



女優・吉岡里帆が生き抜いた、沖縄戦 「島守の塔」に注がれたエネルギーの源をのぞく



先取り! 深掘り! 推しの韓流:日韓の現場知る助監督が明かす、世界レベルの作品を生む秘密



インタビュー:西島秀俊「シン・ウルトラマン」で禍特対班長 幸福感にあふれた撮影現場でした



( C )2022 映画『マイ・ブロークン・マリコ』製作委員会
受け入れて終わらせる、失ってもなお生きる――。人のもろさと強さを突きつけられる85分「マイ・ブロークン・マリコ」

10

©️2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
新しい流行を作るインフルエンサー「オードリー・ヘプバーン」

ラーゲリより愛を込めて

第二次世界大戦後の1945年。そこは零下40度の厳冬の世界・シベリア…。わずかな食料での過酷な労働が続く日々。死に逝く者が続出する地獄の強制収容所(ラーゲリ)に、その男・山本幡男は居た。「生きる希望を捨ててはいけません。帰国(ダモイ)の日は必ずやって来ます。」絶望する抑留者たちに、山本は訴え続けた―
山本はどんな劣悪な環境にあっても分け隔てなく皆を励ました。そんな彼の仲間想いの行動と信念は、凍っていた日本人捕虜たちの心を次第に溶かしていく。山本はいかなる時も日本にいる妻や4人の子どもと一緒に過ごす日々が訪れることを信じていた。
終戦から8年が経ち、山本に妻からの葉書が届く。厳しい検閲をくぐり抜けたその葉書には「あなたの帰りを待っています」と。たった一人で子どもたちを育てている妻を想い、山本は涙を流さずにはいられなかった。誰もがダモイの日が近づいていると感じていたが、その頃には、彼の体は病魔に侵されてい

ブレット・トレイン

殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)は、超高速列車の中でブリーフケースを奪うよう指令を受けた。東京駅で乗車して間もなくブリーフケースを手に入れたものの、品川駅で降りようとしたところで、すご腕の殺し屋ウルフに襲われた。車内には計10人もの殺し屋が乗り合わせ、血みどろのブリーフケース争奪戦が繰り広げられる。伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作。
 
(C)2022 Columbia TriStar Marketing Group,Inc. All Rights Reserved.

死刑にいたる病

志望校の受験に失敗し挫折感を抱える大学生の筧井(岡田健史)は、10代の少年たちを殺害し死刑判決を受けている榛村(阿部サダヲ)からの手紙を受け取る。榛村は表向きは人あたりの良いパン屋で、筧井は幼い頃に常連だったのだ。榛村は有罪とされたうちの1人は自分の犯行ではない、冤罪を晴らしてくれと依頼する。半信半疑の筧井が調べ始めると、自身の母親が施設で育ち、榛村と旧知の仲だったこと、榛村が無罪を主張する1人が、他の被害者と明らかに異なることなどが、次々と分かってくる。櫛木理宇の小説を映画化。

©2022 映画「死刑にいたる病」製作委員会

島守の塔

県民の4人に1人、約20万人が犠牲となった「沖縄戦」。「命(ぬち)どぅ宝、生きぬけ!」と叫んだ 2人の官僚と、「沖縄戦」に翻弄される沖縄県民。それぞれの苦悩と生きることへの奮闘を描き、沖縄本土復帰50周年の節目に「命の尊さ」を次世代に継承する映画が誕生しました。

パラサイト 半地下の家族

アパートの半地下の部屋に暮らす、貧しいキム・ギテク(ソン・ガンホ)一家。長男のギウが学歴を偽って、裕福なパク・ドンイク一家に娘の家庭教師として雇われる。妹のギジョンは息子の絵の教師として、ギテクを運転手、母親を家政婦として、キム一家はパク一家に潜り込む。しばらくは寄生生活を楽しんでいたが、一家には秘密があった……。カンヌ国際映画祭パルム・ドール、米アカデミー賞作品、監督、脚本、国際長編映画賞などを受賞した。

シン・ウルトラマン

巨大不明生物「禍威獣」が次々と日本に現れた。政府は禍威獣特設対策室を設立し、各部門の専門家を集め対策を講じていた。ある時現れた銀色の巨人が、禍威獣を撃退する。巨人はウルトラマンと名付けられた。さらに別の宇宙人が禍特対の前に現れ、ウルトラマンは敵だと進言する。

マイ ・ ブロークン・ マリコ

原作は、平庫ワカによるコミック。鬱屈した日々を送るOL ・シイノトモヨは、テレビのニュースで親友・イカガワマリコが亡くなったことを知る。突然の出来事にうろたえるシイノだが、自分ができることを考えた末、マリコの遺骨を強奪して逃亡。彼女の遺骨を抱いて旅に出る――。

オードリー・ヘプバーン

世界で最も偉大なミューズの一人となった。一世代に一人と言われた圧倒的な美貌、そしてハリウッド黄金期の伝説的スターと称されたオードリー。彼女の独自の流儀とユベール・ド・ジバンシィとの先駆的なコラボレーションは今も人々にインスピレーションを与え続けている。そんなオードリー・ヘプバーンは、本当はどういった人物だったのだろうか?

戦争によって幼少期に経験した栄養失調、父親による裏切り、そしてナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったオードリーは過去のトラウマと一生涯向き合わねばならなかった。この経験は彼女のバレエダンサーになるという夢を奪い、私生活にも影を落とすこととなった。しかし彼女は晩年、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を子供達のために尽くすことで、ようやく心穏やかに過ごす方法を見出したのだった。最初は戦争の犠牲者として動き出した人生をのちにこの活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらしたことで、オードリーは自分の力で満ち足りた人生を送ることができたのだった。

オードリーは美の手本であり、真似できない彼女の流儀と才能を持つ女性だった。特に愛を強く信じる人物であり、自身の愛の力で負のエネルギーですらも乗り越える象徴として今なお存在し続けている。彼女は非常に僅かな愛情で育ち、喪失感や戦争、育児放棄に悩まされたにもかかわらず、恐怖や憎しみに屈することはなかった。つまり彼女は愛するため、そして愛されるために戦い、そして見事自分で本当の意味での成功を掴んだのだった。

ライター
ひとしねま

ひとシネマ編集部

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