やまもと てるひさ
プロデューサー「ドライブ・マイ・カー」(2021年)
第35回東京国際映画祭で28日、 「交流ラウンジ」に ウォルト・ディズニー・ジャパンの山本晃久プロデューサーが登壇した。濱口竜介監督の「寝ても覚めても」や「ドライブ・マイ・カー」などを手がけた山本さんが、映画製作の舞台裏や自身の映画論について語った。 広島の空気流れた「ドライブ・マイ・カー」 「ドライブ・マイ・カー」は元々、韓国の釜山で撮影予定だったが、新型コロナウイルスの影響で撮影が不可能になった。そこで、山本さんが代わりに広島での撮影を提案したという。自身が兵庫県出身で、瀬戸内の風景の良さに思い入れがあったようだ。山本さんは広島で、濱口監督は九州で、ロケ候補地の下見をし、報告し合った...
山田あゆみ
2022.10.29
第94回アカデミー賞で作品賞など4部門で候補となった「ドライブ・マイ・カー」。濱口竜介監督と二人三脚で映画を製作したのが、山本晃久プロデューサーだ。授賞式を前にロサンゼルス入りしている山本プロデューサーに、オンラインで話を聞いた。 村上春樹と濱口竜介 「物語る巧みさ」が共通している ©「ドライブ・マイ・カー」製作委員会 「美しいものを見た」米国でも普遍的な物語に共感 ――現地の反応はいかがですか。 こんなにいろんな方に褒められ、面白いと言っていただけたのは驚きです。「美しいものを見た」と言う人が多く、濱口さんが紡いだショットや俳優の演技が、映画的な調和を生み出して...
勝田友巳
2022.3.24
愛したホスト・隼人を刺し殺そうとした過去を持つ女、沙苗。事件から6年が経ち、出所した沙苗は、お見合いで出会い、沙苗の過去を受け入れてくれた健太と結婚する。平穏な結婚生活が始まったと思っていた矢先、2人の前に謎めいた隣人の女・足立が現れる。気さくな足立に心を許しかけていた時、明かされる秘密。そして、全てを捧げた隼人の影に翻弄される沙苗。健太の温もりを受け取りながらも、沙苗がたどり着いた〝愛し方〟とは。 監督は、東京藝術大学大学院の修了制作「小さな声で囁いて」(2018年)がマルセイユ国際映画祭、全州国際映画祭などに出品された山本英。2019年に起きた新宿ホスト殺人未遂事件にインスパイアされ、脚...
美しい村には、ある噂がある――この村では人が喰われるらしい。警察官・阿川大悟が暴く、穏やかな日常に潜む“おそろしい”真実とは。全世界震撼のヴィレッジ・サイコスリラー。 R18+ 配信開始:2022年12月28日 配信:ディズニープラス (C)2022 Disney