みずかみ こうし
1999年5月11日 生まれ
2022年9月に岡田健史(おかだ けんし)から本名の水上恒司に改名。
「水上恒司」記事件数
死刑判決を受けたシリアルキラー(連続殺人犯)の榛村(はいむら)(阿部サダヲ)による残忍な手口と心理的サスペンスを描いた白石和彌監督の新作。被害者や榛村の周囲の人物を巧妙に配置し、真相に迫る狂言回しとなる大学生筧井(岡田健史)の心情の揺れを柱に、ざらざらとしたエンタメ作品に仕上げた。 榛村は誰にも好かれるパン屋の店主。気立てのいい高校生に近づき、信頼関係を築いた後に冷酷な方法で犯行に及んだ。常連客で鬱屈としていた筧井は、榛村から「最後の事件はやっていない。真犯人を捜してほしい」と手紙で託され犯人捜しにのめり込んでいく。 榛村と筧井の母との関係性、榛村に精神的に支配されることで生気をみなぎらせ...
2022.5.06
「希望とは、目覚めている人間が見る夢である。」 有名な哲学者アリストテレスが残した名言の一つである。では、希望を持つことができないとはどういうことなのか……。 周りから完全に遮断された閉鎖的な世界で、変わることを禁じられた人々が「生きよう」とする世界。映画「アリスとテレスのまぼろし工場」について語っていく。 変化することを禁止 14歳の菊入正宗はいつものように仲間たちと普通の毎日を過ごしていた。ある日、町の製鉄所爆発事故により町が一変。空に謎のひび割れができ、時が止まってしまった。再び町が元に戻った時に支障をきたさないよう、変化することを町民一同禁止し、正宗たち学生は〈自分確認票〉...
堀陽菜
PRワーナーブラザース映画、MAPPA
2023.9.13
原作は、累計発行部数650万部を突破するヤンキー漫画「OUT」。監督を務めた品川ヒロシの中学からの友人・井口達也の青年時代を詰め込んだ実録物語。 〝狛江の狂犬〟と恐れられた超不良・井口達也が少年院から出所した。地元から遠く離れた叔父叔母の元、焼肉店の三塁で働きながらの生活を始めるが、保護観察中の達也は、次また喧嘩をすれば一発アウトだ。そんな彼の前に現れたのは、暴走族「斬人(キリヒト)」副総長の安倍要。この出会いが達也の壮絶な更生生活の始まりとなる。 Ⓒ2023『OUT』製作委員会 Ⓒ井口達也・みずたまこと(秋田書店)2012
TikTokで〝泣ける〟と、10代を中心に人気を博し、シリーズ累計発行部数50万部の汐見夏衛による「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(スターツ出版文庫)を福原遥、水上恒司のダブル主演で映画化。監督は、CMディレクターとし長く活躍し、長編映画は2作目となる成田洋一。 親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの女子高生・百合(福原遥)は、母親と喧嘩をして家出をしたある日、目が覚めるとそこは1945年、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上恒司)に助けられ、彼の誠実さや優しさに惹かれていく百合だったが、彰は特攻隊員で、程なく戦地に飛ぶ運命だった。 ©️2023「あの花が咲く丘で、君...
志望校の受験に失敗し挫折感を抱える大学生の筧井(岡田健史)は、10代の少年たちを殺害し死刑判決を受けている榛村(阿部サダヲ)からの手紙を受け取る。榛村は表向きは人あたりの良いパン屋で、筧井は幼い頃に常連だったのだ。榛村は有罪とされたうちの1人は自分の犯行ではない、冤罪を晴らしてくれと依頼する。半信半疑の筧井が調べ始めると、自身の母親が施設で育ち、榛村と旧知の仲だったこと、榛村が無罪を主張する1人が、他の被害者と明らかに異なることなどが、次々と分かってくる。櫛木理宇の小説を映画化。 ©2022 映画「死刑にいたる病」製作委員会