データで読解:再開ムード、多彩に拍車
新規感染者数も減少して経済活動の再開ムードが高まる中、映画興行も10月以降、例年同時期の8~9割となる週が増えている。復興のカギは鑑賞者の変化にある。10月に実施した消費者調査を見てみよう。 全国に住む15~69歳のうち、新型コロナウイルス感染拡大以前は映画館に行っていたが、それ以降ないし直近1年間は行っていない「離脱層」は22%。行かなくなった理由は、「コロナ禍の拡大」「見たい作品がない」が挙げられているが、外出機会、映画鑑賞の習慣、動画配信視聴など、「生活・環境の変化」なども広く挙げられている。 コロナ禍はいつか終わる。今後カギになるのは「見たい作品」。人によってさまざまで、バラエティ...