データで読解:邦画アニメ隆盛の陰で
秋も深まる中、これまでの実績や個々の作品の浸透度調査を踏まえた今年の年間映画総興行収入は、新型コロナウイルス禍前とほぼ同等と予想され、「復興」を成し遂げる見込みだ。 けん引するのはコロナ禍前よりも拡大した邦画アニメである。土日2日間で興収3.2億円を記録した「劇場版ソードアート・オンライン」が1位の好スタート。「ONE PIECE FILM RED」が興収170億円を超え、今後も新海誠監督の最新作「すずめの戸締まり」や、人気漫画「SLAMDUNK」の劇場版など期待作が控える。 人気アニメ作品の多くは、テレビ、漫画、ゲームなどメディアを横断した多様で多くのコンテンツが提供される。継続的に高い...