チャートの裏側:予告編の迫力
意外なヒットと言うべきか。巨大ザメとのバトルを描く「MEG ザ・モンスターズ2」だ。海洋アクション映画だが、大作感はない。「ジョーズ」の昔とは違う。いわゆるB級映画である。前作は興行収入15億3000万円。今回も同程度の成績が狙える。フロックではなかった。 今年、洋画で10億円を超えた作品は、今のところ12本だけだ。邦画は22本ある。クリアした洋画は、アニメーション、トム・クルーズ主演作、ディズニーなどの大作ばかり。偏っているとも言えるが、そこにサメ映画が鎮座することになるだろう。何とも、面白い現象ではないか。 宣伝の要である予告編に迫力があった。動物同士の食い合いで、段階的により大きな動...