私と映画館:新百合ケ丘のアメリカ
小学生の頃、当時住んでいた川崎市の登戸から小田急線ですぐの新百合ケ丘にシネコン「ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ケ丘」ができた。それまで映画を見るには、JRで東京・立川か川崎へ行くしかなかったので映画館が一気に身近になった。アメリカナイズされた雰囲気にやられた。あの「WB」のロゴがドーンと掲げられ、バッグス・バニーがそこらにいる。劇場に入るだけで胸がときめいた。「ここはアメリカだ」と思った。 私の父は、漫画「巨人の星」に出てくる星一徹のように厳しかったが、映画館には連れていってくれた。「アルマゲドン」(1998年)、「スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス」(99年)、「ラブ・...