この1本:「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」 体張ったアクション満載
映画草創期のバスター・キートンから、生身のアクションは映画の最大の魅力。コンピューターグラフィックス(CG)が進化して見かけがいくら派手になっても、体を張った躍動の危ない魅力にはかなわない。トム・クルーズは年齢をものともせず、膨大な製作費と緻密な準備を重ねて限界に挑み続ける。その情熱、やみくもに高さと速さを追求した香港時代の若きジャッキー・チェンを思わせ、さらに上を行くかもしれない。 イーサン・ハント(クルーズ)率いるIMF(不可能作戦部隊)の活躍を描くシリーズ7作目。エンティティーと呼ばれる人工知能(AI)が暴走し、世界が大混乱。ハントへの指令は、エンティティーを統御する2本で1組の鍵を手...