「最後の決闘裁判」
14世紀末のフランス。騎士ジャン(マット・デイモン)の妻マルグリット(ジョディ・カマー)は、夫の旧友ジャック(アダム・ドライバー)にレイプされたと訴える。しかし、ジャックは無実を主張。真実の行方は男同士の決闘に委ねられる。敗者は死罪、夫が負ければマルグリットも偽証罪で火あぶりという命がけの闘いが始まる。 神は正義の者に勝利を与えるとする神明裁判が行われていた中世の実話に基づき、出世を巡るジャンとジャックの確執、密室で起きた事件のあらましを3人それぞれの視点で描く。同じ出来事を映し出していても、それぞれの思惑によって受け止め方がまったく違うことに驚かされる。 「合意があった」と強弁するジャック...