少年と犬

©2025映画「少年と犬」製作委員会

公開日: 2025年03月19日

少年と犬

原作は、様々な背景を抱えた人々と一匹の犬とのふれあいを描き、第163回直木賞を受賞した馳星周による同名小説。映画では、原作の複数のエピソードにオリジナルのストーリを加え、1匹の犬〝多聞〟が大切な人に会うために岩手県釜石から日本を縦断する旅路の中で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流を描き出す。メガホンをとったのは、「ラーゲリより愛を込めて」(2022年)や「護られなかった者たちへ」(21年)、「糸」(20年)、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」(17年)など、骨太な社会派ドラマから恋愛ドラマまで幅広いジャンルで人間ドラマを描く名手、瀬々敬久監督。「永遠の0」(13年)や「藁の楯」(13年)、「ディア・ファミリー」(24年)を手がけた林民夫が脚本を担当する。「黄泉がえり」(02年)や「余命1ヶ月の花嫁」(09年)を手がけ、「ラーゲリより愛を込めて」(22年)で藤本賞・奨励賞を受賞した平野隆が企画・プロデュースするなど、「ラーゲリより愛を込めて」製作チームが再集結する。

ダブル主演は、多聞と共に旅をする和正を、「仮面ライダーゼロワン」で主演を務めて以降、「最愛」(21年)や「君の花になる」(22年)、「フェルマーの料理」(23年)など、数々のドラマに出演している高橋文哉。多聞に命を救われることになる美羽を、ドラマ「あなたの番です」(19年)や「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」(21年)、「1122 いいふうふ」(24)をはじめ、映画「孤狼の血 LEVEL2」(21年)や「シン・仮面ライダー」(23年)、「帰ってきた あぶない刑事」(24年)など、数々の話題作に出演している西野七瀬が演じる。

震災から半年後の仙台で、和正(高橋文哉)は飼い主を亡くした一匹の犬・多聞(たもん)と出会う。和正とその家族にすぐに懐いた多聞は、一家にとって無くてはならない存在となるが、多聞は常に〝南の方角〟を気にしていた。ところが、和正がある事件に巻き込まれた混乱のなかで、多聞は姿を消してしまう。時は流れ、多聞は滋賀で悲しい秘密を抱えた美羽(西野七瀬)の元にいた。多聞との時間で徐々に平和な日常を取り戻してく美羽の前に、多聞の後を追ってきた和正が現われる。2人と1匹の新たな生活が始まるが、痩せ細った身体で〝南の方角〟に向かって歩いていく多聞には、一人の少年と誓った約束があった。

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公式サイト: https://shonentoinu-movie.jp/

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