大怪獣のあとしまつ
人類を恐怖に陥れた大怪獣が突然死んだ。全長380㍍、倒れた状態の高さは155㍍。死体は腐敗が進み、ガス爆発の危険が高まる。首相の西大立目完(にしおおたちめかん)(西田敏行)ら政治家はおろおろするばかりで、有効な解決策を見つけられない。爆発が迫る中、首相直轄の特務隊隊員、帯刀(おびなた)アラタ(山田涼介)に死体の後始末が命じられる。 数多くの怪獣映画は、怪獣を倒せばハッピーエンド。その後、死体はどう処理されていたのかという着眼点が新しい。しかも、今回はゴジラをしのぐ邦画史上最大級のサイズだ。アラタら現場の奮闘が描かれる一方、大臣たちは責任を押し付け合ったり怪獣に「希望」と名付けたり、やることな...