チャートの裏側:理屈抜き、米娯楽大作の力
新型コロナウイルスの感染拡大が続くが、映画館が少なからず影響を受けていることに変わりない。東京都内近郊のシネコンでは、この土日(3月27、28日)の興行収入が前週土日比の約103%だった。春興行に入り新作が増えてはきたが、なかなか一気呵成(かせい)というわけにはいかない。 「モンスターハンター」は最終で20億円を超える可能性がある。日本発のゲームを原作にした米製実写大作だ。ゲームファンの男性客が目立つ。知名度は高く、やはり安定感は抜群と言える。30億円超が3本の同タイプの「バイオハザード」シリーズに、どこまで迫るか。 昨年末以降、全国200スクリーン以上の公開規模をもつ洋画は、本作と公開順...