いしい ゆうや
1983年6月20日 生まれ
「石井裕也」記事件数
売れない作家の剛(池松壮亮)は、心機一転を図ろうと兄透(オダギリジョー)を頼って韓国に渡る。しかし透が金を持ち逃げされ途方に暮れる。一方落ち目の歌手ソル(チェ・ヒソ)は、所属事務所の社長と関係を持ちながらかろうじて仕事をつないでいた。剛たちは、兄に強いられて墓参に向かったソル一行と成り行きで同行することになった。石井裕也監督が韓国のスタッフ、キャストで撮影したロードムービー。...
夫を事故で失った良子(尾野真千子)は、ひとりで息子を育てている。コロナ禍で営んでいたカフェが閉店し、スーパーのバイトと風俗店での仕事を掛け持ちして生活費をまかない義父の施設入居費を払う。良子は「夫の死への謝罪がない」と賠償金の受け取りを拒否し、苦労や屈辱を「頑張りましょう」と受け流す。第68回「舟を編む」で日本映画大賞、監督賞の石井監督が、今の世相を取り込んで、懸命に生きる母親の姿を描く。...