チャートの裏側:圧巻の出来、厳しい結果
映画を見終わったあと、こう思った。もし完全な劇場体制で上映されていたら、興行収入は優に20億円は超えたのではないかと。ディズニー作品「ラーヤと龍の王国」のことだ。同社は、本作で初めて劇場公開と配信を同時に行った。映画館は非上映、上映で対応が分かれた。 非上映館は、配信との同時展開に難色を示したとの推測が立つ。今後、同じことが行われることへの警戒感もあったろう。上映館は同時配信であっても、ディズニー作品のブランド性を考慮したと見られる。何と言っても、同社作品は信用度があり、ある程度の集客が期待できる。 だが、結果は厳しかった。20億円どころか、10億円、いや7億円を超えるかどうか。配信で見る...